Poco Dev Meetup に参加してきた
Poco Dev Meetup に参加してきた
Poco Dev Meetup とは
Pococha(iOS/Android) というライブ配信サービスを提供しているエンジニアがライブ配信サービスの開発にまつわる発表を行う勉強会に参加してきました。 定期的に開催していくとのことですが、今回は記念すべき第一回の開催でした。
参加理由
僕はのっぺさんのファンで、のっぺさんが Pococha の開発をしていると知っていたため以前から興味を持っており、(Twitter 経由だったかな?)connpass でこの勉強会を知ってすぐ応募しました。
発表
今回の勉強会では Pococha が持っている想いについての紹介や、立ち上げから現在に到るまでの道のりや、大まかに今まで苦労したこと・頑張ってきたこと、課題となっていることなどの紹介などしていただきました。
イントロ
Pococha についての紹介と、ライブ配信の現在の市場感や Pococha での KPI の伸びなどの紹介をしてもらいました。 KPI はユーザ数と滞在時間をとっており、どちらも順調に拡大していっているようでした。
またライブ配信サービスとしての Pococha のスタンスは、他のサービスにある投げ銭機能のような課金を強制するのではなく無課金でも楽しめるようなサービスにしているそうです。 ライトに配信してライトに視聴出来る、手軽さを推している印象を受けました。
懇親会で聞いたのですが、ライブ配信のジャンルはまだ成熟していない成長段階のためどのような手法が有効なのか固まっておらず手探りながら成長していっているようです。
Pococha 開発チームの紹介 by @taka0125
(発表予定の大石さんがインフルエンザでおやすみしていたため、別の方に代わりに資料を読んでいただきました)
Pococha の立ち上げ時から現在までのチームの変化について紹介していただきました。 開発初期は主に 2 人で開発を進めていたそうです。大きな会社なのでもっと人を割けそうな印象があったのでとても驚きでした。 その後は事業の拡大とともに人数も増えていきグロースを進めていったそうです。
立ち上げ時のライブ配信アプリに最適な開発環境・技術的ノウハウ by @noppefoxwolf
ライブ事業の立ち上げを透明に・ハードルを下げて市場を盛り上げて欲しいとのことで使っている技術について赤裸々に色々話していただきました。
サービスで使っている言語やライブラリや外部サービスなどの紹介と開発で当たった壁とどう対処したかについて大まかに紹介をしていただきました。 低遅延を実現させているサーバについては社内にあるの基盤チームが独自で作成しているそうです。(気になる…)
クライアントに関しては、やはりリアルタイムの動画処理を行う中で発生するパフォーマンス問題が大変そうでした。 また端末のスペックと充電中かどうかなどによって端末の熱暴走が問題になるなどの重い処理が要因となる問題もあり、実端末を使って人力で頑張るところは 特に大変そうでした。時間も掛かるし端末の種類多いし。
Pococha を盛り上げるイベント開発の裏側
Pococha では現在月 20 の(多い…)イベントを開催しているようで、それを実現している方法について紹介していただきました。
初めの方は手動でコードを書き換えたり設定をベタ書きしていたりしていたそうですが、イベントの数に比例して工数が多くなっていきフューマンエラーも 頻発するようになっていたらしいです。またイベント用のコードをブランチごとに運用していたのですが、マージの際のコンフリクトがひどくとても時間的コストと なっていたようです。
そこで自動化を進めていき、データはマスターテーブル?に登録するだけですみ、今までイベントごとにコピペしていたコードはスクリプト一発で作れるようにしたそうです。 またコンフリクト問題はデータにプレフィックスをつけルールに従ったフォーマットで作成するという工夫をすることでコンフリクトがほぼ無くなった運用ができるようになったそうです。
これだけ大量のイベントがあるのにも驚きましたが、それを支えられるよう基盤を整えられていてすごいなぁ(小並)と思いました。
感想
ライブ配信は人が集まらないとサービスとして成り立たないしまだ成熟していない分野でなかなかハードルの高いプロジェクトだと思いますが、2 年でここまでグロースしてきた 歴史についてとても興味深いお話を聞くことが出来ました。
懇親会ではのっぺさんと弊社インターンに一緒に参加してた子とお話も出来て楽しかったです。
勉強会に関してですが、Wifi を勉強会開始前に用意してもらえたら有り難かったです。 あと Twitter のハッシュタグの告知がなかったですが、告知して Twitter で盛り上がれたらもっと楽しくなるんじゃないかなと思いました。